WordPressへの乗換えを何から始めたら良いか悩んでいるHAIKユーザーへ
最初に結論から書きます。
「いちばん やさしい WordPressの教本」というワードプレス書籍を買って実践すれば、とりあえずWordPressを使えるようになります。尚、WordPressのインストール方法は「さくらのレンタルサーバ」を例にしているので「さくらのレンタルサーバ」を利用のHAIKユーザーであれば、馴染みやすい書籍になると思います。
第4版 ワードプレス5.×対応[1]2021年6月22日には、第5版が発売されています。
もし縁があって、このページに辿り着いた「HAIK(ハイク)からWordPressへの乗り換えをされていない僕と同じ、現役のHAIKユーザーに伝えたいこと」を書きました。また、QHMユーザーもいると思うのでQHMとHAIKユーザーの両方に届けば幸いです。最初に補足しておきますが、QHMとHAIKからの乗り換えで、僕がオススメするCMSは、やはり世界中での利用者数が一番多いWordPressになります。
〜WordPressの書籍を買う前の予備知識〜
HAIK(ハイク)とWordPressのインストール方法の大きな違い
WordPressのインストール方法は、多くのWordPress書籍に共通していることなので「いちばん やさしい WordPressの教本」に限ったことではないですが、HAIKとWordPressのインストール方法での大きな違いは「WordPressをインストールする際には、最初にデータベースを作成する必要がある」と言うことです。
HAIKの場合は、インストールの際に必要のなかったデータベースですが、WordPressはデータベースを必要とします。データベース(MySQL)は、あなたが利用されているレンタルサーバーには必ずありますので、ご安心ください。
そして、WordPressをインストールする際に「データベース名」と「データベースのパスワード」をご自身で決めることになります。その他の情報入力は、契約されているレンタルサーバーの情報をコピー&ペーストするだけです。
上記の画面は、手動でのWordPressインストール画面です。
僕自身も一番最初にWordPressをインストールした時は戸惑いましたが、WordPressの書籍を買えば丁寧にWordPressのインストール手順が書いてありますし、レンタルサーバーによっては「WordPress簡単インストール」のサービスが提供されているので、HAIKユーザーさんであればスムーズにWordPressのインストールをできると思います。[2]「さくらのレンタルサーバ」では、「クイックインストール」というサービス名で提供されています。また、レンタルサーバーのヘルプにもWordPressのインストール手順が掲載されている場合は、参考にすると良いでしょう。
HAIK(ハイク)の開発終了で悩んだ日々
僕は、WordPressを2010年12月に初めて使ってみました。2010年当時は、QHMをメインに使っていたので、あくまでWordPressが、どんなCMSなのかを知るために使っていただけでした。それから7年は、テストとして動かしていたWordPressサイトは、ほとんど放置状態でした。
この時は、まさか北研(株式会社 北摂情報学研究所)が自社開発のCMSであるHAIKを手放すとは思っていません。
僕自身も北研がHAIKを譲渡することを知った時に
「えーーーHAIKのテンプレートを買って、やっと慣れてきて、これからって時にマジかーーー」
「WordPressに乗り換えるにしても、ページ数の多いサイトは手作業でやるしかないよな。データのインポートなんて、うまくいくとは思えないしなぁ〜」
と悶々としました。
同時に「これからHAIKは、どうなるのだろう」と不安に駆られ「でも、譲渡先の人がしっかりとHAIKを引き継いでくれるらしいから、希望は持てそうだな」と当時は、お気楽に考えていましたが、HAIKユーザーの皆さんであればご存知の通り、蓋を開けてみればHAIKの開発は中止されてしまいました。唯一のHAIKアップデートも2020年1月を最後に止まっている状態です。
そして、悩みました。
- HAIKは、あとどれくらい使えるのか?
- ページ数の多い運営サイトは、どうすればいいのか?
- WordPressを、まだHAIKのように使えないし、覚えるのが面倒臭い。
- WordPressのテーマは、何を選べば良いのか分からない。
今後、新規で作るサイトはWordPressにしようと決めた
2021年3月現在でも、HAIKは使えています。但し、セキュリティ面からしたら脆弱性は高いと思います。不幸中の幸は、HAIKが超マイナーなCMSであるが故に「WordPressのように大規模な攻撃の対象になっていないことだ」と、あくまで主観ですが思っております。
それと僕も含めHAIKユーザーには、PHPのバージョンアップ問題は今後も続き、PHPのバージョン7への対応はHAIKアップデートをしてくれたおかげで解決しましたがPHPのバージョンは、これからもアップデートされていきます。そこで予想されるのは「近い未来にHAIKは動かなくなるかもしれない」ということです。
のんきな僕も流石に「そろそろWordPressに乗り換えをしないとダメかもなぁ」と、WordPressを深掘りし始めたのが2017年6月末でした。あれから、あと3ヶ月で4年が過ぎようとしています。しかし、HAIKで運営してるページ数が多いサイトは、あいかわらずHAIKのままでWordPressへの乗り換えはできていません。
ページ数の少ないHAIK運営サイトのページを手作業でWordPressへコピー&ペーストして、コピーサイトを作っていますが、HAIKに慣れてしまっているので時間ばかりかかるWordPressの操作にイライラしてしまい「わーーー」となって、挙げ句の果てに「WordPress嫌い!!」と英語アレルギーならぬWordPressアレルギーになってしまいました。
でも、サイト運営をしていく上で、WordPressを覚えておいて損はありません。
WordPressは衰退していくどころか現在も活気にあふれているCMSだからです。
HAIKのようにWordPress本体の開発が中止になる可能性も低いし、WordPressのノウハウ本も、たくさん出版されています。
但し、WordPressテーマ及びプラグインの開発は止まってしまう可能性がありますので、僕もテーマとプラグインの乗り換えは視野に入れています。
そして、決断しました。
それは、現在運営中のHAIKで作成したサイトは、HAIKのまま運営していき今後、新規でサイトを増やしていく場合は、WordPressで作っていくことにしました。但し、手作業で少しずつHAIKが動かなくなる時に備えて、WordPressでコピーサイトを作成していきます。
やはり、HAIKからWordPressへの乗り換えには、WordPressをHAIKと同じくらいに使えるようにならないといけません。
なぜ「いちばん やさしい WordPressの教本」が良いのか
僕のようなHAIKユーザーは、全国に必ずいると思い1冊のWordPress書籍を紹介しようと筆を取った次第です。
そして、僕がオススメできるWordPress書籍は「いちばん やさしい WordPressの教本」です。
2021年3月現在では「第4版 5.x対応」がシリーズ最新版です。
QHMとHAIKを使っている方であれば、とりあえずWordPressを使えるようになります。
第2版では「BizVektor」だった無料WordPressテーマが、第4版では後継バージョンの「Lightning」になりました。
また「Lightning」は、現在もアップデートがされているので安心です。
僕は「いちばん やさしい WordPressの教本 第2版」を買って本の通りにやってみたら、株式会社ベクトルが開発していた当時の無料WordPressテーマ「BizVektor」へWordPress公式の無料テーマから着せ替えができました。
なぜ「いちばん やさしい WordPressの教本」かと言いますと、他にもWordPress書籍が沢山ありますが「いちばん やさしい WordPressの教本」は、第4版であるということ。(2019年8月1日 初版発行/2020年6月21日 第1版第4刷)
そして、書籍で取り扱っている無料WordPressテーマも第2版では「BizVektor」だったけれど、第4版では「Lightning」へと進化しているという点です。補足ですが「Lightning」とLightning関連のプラグインもアップデートがされています。
全てのWordPress書籍を買って試したわけでもなく、2017年7月に1冊目に選んだWordPressの本が「いちばん やさしい WordPressの教本」だっただけですが、3年以上経過した2021年でも株式会社ベクトルさんは自社開発のWordPressテーマをアップデートされているので安心だろうと判断しました。
もちろん、WordPressテーマを販売している企業は他にも多数あります。しかし、株式会社ベクトルさん達(共著なので)は、WordPressのノウハウを書籍化されているので、誰でも書店に行って「いちばん やさしい WordPressの教本」を買えば、WordPressをとりあえず使えるようになる。というのも、僕が「いちばん やさしい WordPressの教本」を悩めるHAIKユーザーさんへオススメする理由のひとつです。
HAIKの開発中止は、企業の内部事情もあるので止むを得ないとも思います。
とはいえ困ります。
本当に困ります。
北研が下したCMS開発中止で路頭に迷うような経験は、もうコリゴリです。
でも、WordPressであれば、WordPress本体の開発中止の可能性は低いです。
但し、WordPressテーマとWordPressプラグインの開発中止の可能性はWordPress本体に比べると少し高いでしょう。しかし、テーマとプラグインは最悪、乗り換えが可能です。でも、HAIKのようにCMS本体が開発中止になると、僕らはお手上げです。当サイトのタイトルのようにツールを乗り換えるしか方法がありません。
書店に行って初心者向けのWordPressの本をパラ読みして分かったことは、本書の途中で必ず無料WordPressテーマをインストールさせられることです。無料テーマの種類には「企業が開発した無料テーマ」と「WordPressをインストールすると同時にインストールされている無料WordPressテーマ(以下、デフォルトの無料WordPressテーマ)」の2種類がありました。そして、インストールをした無料WordPressテーマに沿ってWordPressの使い方の説明が始まっていきます。
書店に陳列されていた「WordPress書籍」
(左側はピンボケが酷いです)
余談ですが僕は「WordPress本体だけを説明している書籍はないのか?」と探してみましたが、どのWordPress書籍を手に取ってみても、早々に無料WordPressテーマをインストールさせられてしまっていました。
話を元に戻すと、WordPress書籍で改訂版が出されずに初版だけで終わってしまうWordPress書籍の場合、書籍内で取り扱った企業が開発した無料WordPressテーマは、アップデートされていない可能性があるということも考えられます。
*「デフォルトの無料WordPressテーマ」を取り扱っているWordPress書籍は、この限りではありません。
折角なら、1冊だけ買って長年利用できるWordPressテーマを扱っている書籍のほうが良いですよね。
「Lightning(ライトニング)」は、有料版もあります
そんな訳で、僕がたまたま1冊目で買った、現在も売れている(と感じる)「いちばん やさしい WordPressの教本」を紹介しました。
ちなみに「Lightning」は「BizVektor」よりも更にデザインがシンプルになり、とても気に入っています。
「Lightning」の有料版で「Lightning Pro」が、開発元の株式会社ベクトルで販売されていますが有料テーマは無料版で物足りなくなった時に購入を検討すれば良いと思います。
QHMとHAIKで培った知識と経験で、WordPressも使い込めるようにお互い諦めずに、サイト運営を楽しみましょう。
あ!ちなみにHAIKの事は、今でも「軽い・速い・簡単」で、まさに手に馴染んでいるので、本当に本当に大好きです。
公開日:2021年03月22日
更新日:2022年07月04日