「いちばん やさしい WordPressの教本(WordPress5.X対応)」第4版

購入日:2021年3月17日

「Lightning」の知識などをアップデートしたいので購入してきた。Kindle版にしようか迷ったが、本書に書き込みをする為に紙の本にした。

2019年8月1日 初版発行
2020年6月21日 第1版第4刷

「いちばん やさしい WordPressの教本」第4版_5.×対応 | 人気講師が教える本格Webサイトの作り方 |

 

書籍の高さが第2版に比べ、少し短くなってコンパクトになっていた。

「いちばん やさしい WordPressの教本」第2版と第4版の大きさを比較してみたら、第4版の方が第2版よりも少し高さが低くなっていた。

第4版メモ

Lesson20(P83)ロゴの設定

「Lightning」の最適なロゴ画像サイズは

タテ 80〜100px程度
ヨコ 400〜500px程度

にすると見栄えがよくなる。

 

追記:2022年07月04日

2021年6月22日には、「いちばんやさしいWordPressの教本」の第5版が発売されています。

 

「いちばん やさしい WordPressの教本(WordPress4.X対応)」第2版

〜人気講師が教える本格Webサイトの作り方〜

著者:石川栄和(いしかわ ひでかず)大串肇(おおぐし はじめ)星野邦敏(ほしの くにとし)

発行所:株式会社インプレス

2014年11月21日 初版発行
2016年11月1日 第1版第5刷発行

 

第1章から第8章までを振り返る

本書は、第1章から第8章で構成されていて3人の執筆者を使って編集されていた。

どんなことが書かれていたのか

第1章  自分のURLでWebサイトを公開しよう

担当執筆者:星野邦敏氏

  • WordPressとは何か?
  • WordPressを使うと、どんなサイトができるのか。
  • Webサイト作るために必要なドメインやレンタルサーバーのこと。
  • さくらインターネットでのドメインの取得とレンタルサーバー契約手順。
第2章  WordPressの初期設定をしよう

担当執筆者:星野邦敏氏

  • さくらインターネットのレンタルサーバーに装備されている「簡単インストール」を使ってWordPressのインストール方法。
  • WordPressをインストール後にWordPressを最新バージョンへアップデートする方法。
  • 独自ドメインの設定方法。
  • WordPressへのログインとログアウトの方法。
  • WordPressの管理画面の説明。
  • WordPressへ作成サイトの基本情報の入力方法など。
第3章  Webサイトのデザインを決めよう

担当執筆者:石川栄和氏

  • 作成するWebサイトのレイアウトの説明。
  • 石川氏の会社で提供している「BizVektor」というテーマをインストールして、デフォルトのテーマから変更をする手順の説明。
  • 「拡張デザインスキン」の「NEAT」のインストール方法。但し、本書の特典付録な為に株式会社インプレスが運営するサイト「CLUB Impress」への会員登録が必要になる。又、「NEAT(ニート)」を導入すると「BizVektor」の機能やコンテンツを変更しなくてもデザインを変えることが出来るようになる。「NEAT」の特徴は、装飾を必要最低限に抑えたシンプルなデザイン。また、キーカラーやメニューのアイコンも変更できる。(本書より引用)
  • 「BizVektor」を使って、ロゴの設定、サイトの色合い、背景画像とヘッダー画像の設定、そして、連絡先などの情報の入力方法を説明している。
第4章  掲載するコンテンツを作成しよう

担当執筆者:星野邦敏氏

  • 「BizVektor」を使って具体的にコンテンツの作成の説明をしている。
第5章  サイト全体のナビゲーションを整えよう

担当執筆者:石川栄和氏

  • 閲覧者にわかりやすいようにサイト全体へのナビゲーションの設定やサイトマップの作成を説明している。
第6章 プラグインを利用して機能を追加しよう

担当執筆者:大串肇氏

  • 「BizVektor」の機能である「スライドショー」の使い方とプラグインを追加して「GoogleMap」の表示、「問い合わせフォーム」の設置方法などの説明をしている。

但し、「ギャラリーの作成」ではプラグイン提供元の「WordPress.com」と連携をしなくては「JetPack」というプラグインは使えない。連携する為には「WordPress.com」にアカウントを作成する必要がある。尚、「WordPress.com」は、WordPressを配布している「WordPress.org」とは別の企業である。

第7章  Webサイトへの集客を強化しよう

担当執筆者:大串肇氏

  • Webサイトへの集客強化としてサイトマップデータの生成方法と「Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)」への登録方法及びサイトマップの送信手順の説明。
  • ソーシャルメディアとの連携方法。
  • 「JetPack」プラグインを活用したアクセス解析方法。
第8章  Webサイトを安全に運営しよう

担当執筆者:大串肇氏

  • WordPressでサイトを運営していくにあたってのセキュリティ強化方法と「VaultPress」という有料サービスを使ってのWordPressデータの自動バックアップ方法の説明。

 

執筆者に対する僕の勝手な印象
  • 星野邦敏氏
    – さくらレンタルサーバーでのWordPress導入の章を書いていた人。
  • 石川栄和氏
    – 株式会社ベクトルの人で「BizVektor」の提供者。
  • 大串肇氏
    – 僕にとって半分は使えない情報を書いていた人。

読んで実践をしてみた感想

追記開始:2017年11月27日〜

2016年11月1日に第1版第5刷が発行されていたので本書を2017年7月6日に買ってみたわけだが、やはりこういう参考書は、「初版発行年月が最新のものを買って使ったほうがいい」という事を今回あらためて感じた。というのも情報が古い為に途中、何度もつまずいたからだ。

  • 第1に2014年の初版発行当時であれば、スムーズに進行できたであろう拡張デザインスキン「NEAT(ニート)」の導入作業。
  • 第2に「GoogleMap」の表示をする為に現在では「API key」が必要になってしまったこと。
  • 第3に「問い合わせフォーム」を設置する為に必要な「Contact Form 7 プラグイン」は、本書の内容では古いバージョンの画面での説明だったので、少し戸惑った。

こればかりは、初版発行時に買わないと、どうしようもないので自分のせいではあるが・・・

 

話は変わって、外部サービスとの連携などで、内容を読んだだけで実践はしなかったものもある。

  • 途中で連携する為にアカウントを作るのが面倒くさくなってやめた「JetPackプラグイン」の活用。
  • 「JetPack」を使えないと試すことができなかった「ギャラリーの作成」と「アクセス解析」。
  • 「VaultPress」という有料自動バックアップサービス。

 

でも、何だかんだ言っても「一番やさしいか」どうかは別として、本書を終わる頃には、いつの間にかデフォルトのWordPressデザインから「BizVektor(ビズベクトル)」+「NEAT(ニート)」へとデザインが変更になっていて、お得な感じがした。第3章からはWordPressの使い方というよりも「BizVektor」+「NEAT」の使い方といった方がしっくりくる。

さてさて、僕のようなCMSを乗り換えるようとしている者なら割とスムーズに本書を終えることができたが、レンタルサーバーと独自ドメインを所有していない人が本書を実践していくとなると、第3章に到達するまで諦めないかどうかが第1関門のように思える。

第3章の「BizVektor」への着せ替えからは、「CLUB Impress」への会員登録をしてまで「NEAT」をインストールする必要はないし、「JetPack」と「VaultPress」の章は飛ばして構わない。それとこれは執筆者のせいではなく編集者のせいだと思うが、残念だったのは大串肇氏のアクセス解析とバックアップ方法の章で、なぜアクセス解析導入で「Google Analytics(グーグル アナリティクス)」を選択しなかったのか?そして、バックアップの取り方も「データのエクスポートの方法」もしくは「FTPソフトを使用したバックアップ方法」ではなかったのか?バックアップ方法に関しては「有料サービスを紹介するのは、手作業の方法を説明した後でしょ!!」と誰もいない部屋で本書にツッコミを入れてしまったが、「何だかなぁ」である。

しかし、WordPressは、こういった参考書がたくさん販売されているので本当に助かる。

<つづく?>

 

参考サイト

 

更新日:2022年07月04日

<気が向いたら推敲>